WEB工房しずおか

ConoHa VPS Ubuntu 18.04 での初期設定 Tera TermでSSH接続まで

ConoHa VPS Ubuntu 18.04 での初期設定 Tera TermでSSH接続まで

Author
小塩 二郎

WEB工房しずおかの小塩です。

VPSは自分好みにカスタマイズができ、設定内容は人それぞれで違います。 便利に使える設定を色々と模索しましたが、最近方針が固まってきたので、忘れないうちの備忘録です。

VPSを準備する

色々と比較をし、ConoHa VPSの1GBプランを使うことにしました。 月額がとても安く初期費用も不要。 サーバースペックは問題なし。 あとから上位プランに変更もできるので、とてもありがたいです。

ConoHaのサイトから簡単にVPSを作ることができます。 ConoHaでのVPS作成 ※ 記事作成当時ConoHaのキャンペーン中だったため「VPS割引きっぷ」という項目があります。普段はありません。

  • rootパスワードは必ず控えておいてください
  • オプションについてはデフォルト状態で作成しましたが、適宜変更してください

※ 512MBプランは後のプラン変更は不可

初期準備

Ubuntuアップデート

ConoHaの管理画面からコンソールを開き、コマンドを打ちます。

apt update
apt dist-upgrade
apt autoremove

各コマンド後に「could not get lock ...」という表示が出た場合には、ConoHa管理画面からサーバーの再起動を行ってください。

SSHの設定

秘密鍵と公開鍵の作成

一度、ConoHaのコンソールから離れます。 SSHにて安全に通信するために、秘密鍵公開鍵の作成をTera Termにて行います。

Tera Term

Tera Term 起動 Tera Termを起動後、現れたウィンドウのキャンセルを押します。

Tera Term Setup Setup > SSH KeyGenerator... を選択。

Tera Term Generate ECDSA-521を選択し、Generateボタン押下。

Tera Term key generated key generatedと表示されるのを確認。鍵が作成されました。

Tera Term passphrase Key passphraseとConfirm passphraseに同じ内容のパスワードを入れます。コメントには、このキーの説明を端的に書きます。

このパスワードを「鍵パスワード」と呼ぶことにします。後ほど使うので、控えておいてください。

Save public keyボタンを押し、公開鍵の保存をします。

Tera Term passphrase 続いて、Save private keyボタンを押し、秘密鍵の保存をします。

パスワード方式と公開鍵方式を許可

ConoHaのコンソールへと戻ります。 まずは、Tera Termでログインするためのユーザーの追加をしましょう。

# adduser <new user>
# usermod -aG sudo <new user>
# su <new user>
$ mkdir ~/.ssh
$ touch ~/.ssh/authorized_keys
$ vi ~/.ssh/authorized_keys

ConoHaのコンソールでテキストを入力 viでauthorized_keysファイルを開いた後、INSERTモードにします。その後、ConoHaコンソールウインドウの「テキスト送信」を押し、新たな入力画面を開きます。

先ほどTera Termにて作成した公開鍵ファイルをテキストエディタなどで開き、Ctrl+a Ctrl+c でファイル内容をすべてコピーします。

そして、ConoHaのコンソールテキスト送信入力画面に貼り付け、authorized_keysファイルの保存をします。

これでサーバー側の公開鍵が完成しました。

続いてSSHの設定を行います。

vi /etc/ssh/sshd_config

ファイルを編集します。

- #Port 22
+ Port xxx # 任意のポート番号に変更

- PermitRootLogin yes
+ PermitRootLogin no

- #PubkeyAuthentication yes
+ PubkeyAuthentication yes

- PasswordAuthentication yes
+ PasswordAuthentication no

- UsePAM yes
+ usePAM no

SSHを再起動します。

sudo /etc/init.d/ssh restart

これで、

  • rootでのログインを拒否
  • パスワードでのログインを拒否
  • 公開鍵のログインを受け入れる

という設定になりました。

ConoHaのコンソールからはログアウトをし、ウインドウを閉じてOkです。

Tera TermにてSSH接続

Tera Term SSH接続

Tera Termを起動後、

  • HostにはConoHa VPSのIPアドレス
  • TCP port#にはsshd_configファイルで設定したポート番号

を入力し、OKボタンを押してください。

Tera Term SSH接続

  • User nameには先ほどConoHaコンソールで作成したユーザー名
  • Passphraseには秘密鍵作成時に設定した鍵パスワード
  • Authentication methods内はUse RSA/DSA/ECDSA/ED25519 key to log inを選択しPrivate key fileには秘密鍵を指定

上記を入力しOKボタンを押せば、めでたくSSH接続完了です!

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